おから

自宅のほど近くに「豆太」と言う豆腐屋があります。歴史は浅いのですが、この店の豆腐は北海道において三指に入ると、私は思っています。

豆腐の原材料は、大豆と水と苦汁だけと言うシンプルなものです。だからこそ個々の材料の善し悪しと作り手の技が豆腐の味にストレートに反映されるのです。

先日、豆太の工場に豆腐を買いに行きました。この店には絹ごし豆腐、木綿豆腐共に、それぞれ二種類の商品を用意しています。 値段が違うのです。 安い方は一丁180円、高い方は380円。 価格の違いは豆の違いなのです。高い豆腐は、十勝産の特別な大豆を使用しています。でも、安い豆腐も高い豆腐も製法は変わりません。

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実は、豆太さんに豆腐を買いに行った理由は、「おから」の調達にありました。 

立秋が過ぎた北海道では、いよいよ秋刀魚漁が始まりました。 私が日常的に魚を買っている店にも、旬の秋刀魚が入荷し始めました。

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私の故郷では昔から、「卯の花漬」と言う保存食が作られていました。 これは三枚におろして塩で絞めた後、酢洗いした青魚を、甘めに調合した寿司酢を混ぜたおからに漬込んだもので私の大好物です。

釧路厚岸産の秋刀魚は、30cm程度の魚体が30匹入って一箱680円!・・・・ 安いです。 で、おからは1kg:280円でした。

特別な大豆から作られた豆腐のおからと旬の秋刀魚との出会い・・・・・材料は全て北海道産です。


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漬込んで4日目の今日、夕餉の食卓に出しました。 お気に入りの 「たち吉」の利休ねずみ色の鉢に盛って、庭からとって来た山椒の葉で止めました。  まずまずの出来映えです。 

「素材は一流。料理は三流」と言われて久しい北海道に、このような食文化を広めて行ければ・・・・と思いつつ
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by marimuramario | 2009-08-18 02:20 | 食べ物
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